節分
投稿日:2023年01月20日こんにちは。
もうすぐ2月ですね。
2月の初めに、大きな行事として節分がありますね。
今回は、節分の豆や恵方巻についてです。
節分とは、「みんなが健康で幸せに過ごせますように」という意味をこめて、悪いものを追い出す日。
「鬼は外、福はうち」と言いながら豆まきをします。
豆まきには炒った豆である「福豆」を使います(お店で売っている豆はすでに炒られています)。なぜ炒った豆を使うかというと、「魔(の)目」を「射る」の語呂合わせから。「魔目」を「射る」で鬼退治を意味しているんですね。火で「魔目」を「射る」ことで鬼を封じ込める意味もあるんだそう。
豆をまき終わったら、豆や恵方巻き、地域によってはイワシやけんちん汁や蕎麦を食べます。
節分の豆は、年齢の数+1個分の豆を食べます。数え年の数だけ食べるのが正式。そうすることで、健康で幸せな1年を過ごせると言われています。
恵方巻きは、恵方巻きを手に持ち、その年の恵方を向いて無言で食べることで幸運や無病息災などを願います。
巻き寿司を切らずに一本丸ごと食べるのは、縁を断ち切らないようにするためです。
食べ終わる前にしゃべってしまうと福が逃げてしまうといわれています。
恵方は毎年変わるので確認しましょう。
恵方巻きの具材は、七福神にちなんで7種類入れるとよいといわれていますが特に決まっておらず、さまざまな具材が使われています。
また恵方巻きは福を巻き込むともいわれ、縁起がよいそうです。
イワシは、関西地方では、魔除けとして柊鰯(ひいらぎいわし)を飾る風習があります。
柊鰯とは、焼いたイワシの頭を柊の枝に刺したものです。
鬼はイワシのにおいと柊の棘が苦手とされており、イワシを焼くときに出る煙と柊の葉の棘で鬼を追い払うという意味があります。
また、関西地方の一部では節分にイワシを食べる習慣があります。
イワシは漢字で「魚へんに弱い」と書くこと、傷みやすい魚ということから弱さを表した魚です。
弱いといわれるイワシを食べることで、体内の陰の気を消して無病息災を願うという意味があります。
けんちん汁は関東地方で節分に食べられています。
大根、にんじん、ごぼう、こんにゃく、豆腐などをごま油で炒めてだしで煮込み、しょうゆなどで味付けをした汁物です。
節分は冬の寒い時期の行事なので、体をあたためるためにけんちん汁を食べるようになりました。
そばは、二十四節気では立春は新年の始まりであり、立春の前日である節分を一年の終わりと考えていました。
江戸時代には節分を年越しとして節分そばを食べる習慣があり、現在でも大晦日に食べる年越しそばと同じように、節分にそばを食べる習慣が残っています。
そばは歯で切りやすいことから厄を断ち切るという意味や、そばのように長くて細く生きるという長寿の願いが込められています。
節分そばの具材は特に決まっていません。
皆さんのお家ではどうでしょうか?
節分の日を鬼を追い払い、みんなが幸せな一年を過ごせますように。