さくらんぼ
投稿日:2023年04月10日こんにちは。
今日から入学式となる学校も多いのではないでしょうか?
春になれば、梅や桜が咲き、入学式を桜の前で写真を撮る光景も多いです。
今回、食育通信では桜と関係性のあるさくらんぼについてです。
さくらんぼとは、実は桜にできる果物です。
しかし、スーパーマーケットで販売されているさくらんぼは主に西洋桜(セイヨウザクラ)という、海外発祥の桜の木です。日本人の春の風物詩である花見シーンで大活躍するソメイヨシノには、小さな実がわずかになるものの、その実は酸っぱ苦く、とても食用には向いていないことから食べる人はまずいないでしょう。
甘くてクセになる美味しさのさくらんぼは、基本的に西洋桜という外来種であったのです。
その種も限られており、世界でも「西洋実桜」、「西洋酢実桜」、「支那実桜」の大きく3種しかありません。
日本で栽培されているさくらん
ぼのほとんどは西洋実桜です。西洋実桜はヨーロッパを原産とする桜で、品種改良を重ねて栽培されています。
では、さくらんぼが実る木はどんな木なのでしょうか?
印象的なちがいとしてはお花見で鑑賞する桜の木は木登りができるくらい巨大な樹木ですが、西洋桜は人が体重をかけてしまえば枝部分はポキッと折れてしまいそうなくらい細く、高さは樹齢20年の木でも10メートル程度。西洋桜は食べられる果実がなる点に関しては魅力的ですが、花見用としては日本の桜には敵いません。
このように、桜とさくらんぼには深い関係があります。
家の近くや学校にある桜は、春になるとすごくきれいですが、普段スーパーマーケットで売っている美味しいさくらんぼとはちがいます。
これを機にさくらんぼについても興味をもち、今年は実際にさくらんぼができる木がどんな木か見てください。