温州みかん

投稿日:2022年12月20日

こんにちは。

年末になり、ストーブやコタツを使って冬を越す人がほとんどではないでしょうか。

今回は、冬になると、よく売られている温州みかんについてです。

温州みかんは日本生まれといわれている柑橘です。400年ほど前に中国から鹿児島県に伝わった柑橘の種から偶然発生したと考えられています。その説の裏付けとなったのが鹿児島県の長島にあった古木です。この古木は昭和11年に樹齢約300年と推定され、この古木と江戸時代の古文書などを照合して実地踏査をした結果、温州みかんは日本原産とされました。温州みかんの栽培が本格的に行われるようになったのは明治に入ってからです。

温州みかんはビタミンCが豊富なので、肌荒れや風邪予防に効果的です。また果肉の袋(じょうのう膜)には便秘改善の作用があるペクチンも多く含まれています。さらに袋や白いスジには、フラボノイドの一種「ヘスペリジン」が含まれていて、高血圧や動脈硬化を予防する効果があるといわれます。

カロテノイドの一種である「βクリプトキサンチン」の含有量は果物の中でトップクラス。βクリプトキサンチンは体内でビタミンAとして働き、消化器官や視力を保持してくれます。また、βクリプトキサンチンは発がん抑制作用や老化抑制にも期待されています。

温州みかんを選ぶポイントは以下の7点です。

  1. 果実が扁平形で重量感がある
  2. 張りがあって果皮の色づきがよい
  3. 皮が薄くツブツブが小さくきめ細かい
  4. へたの切り口が小さくて色が薄め
  5. サイズが小さめのほうが甘味が強い傾向に
  6. お尻がでこぼこしたみかんは味が濃厚
  7. 日焼けしたものは避ける

ぜひたくさんのみかんを食べて、楽しい冬を過ごそう!