お米の成長日記⑦(穂肥)

投稿日:2022年08月10日

こんにちは!

松井家のコシヒカリは、穂が出てきました。

また、日本晴れは穂がいまだ出ていません。

種類により、穂が出る時期が異なります。

 

中干しの期間を終え、今回は穂肥(ほごえ)を行いました。

穂肥とは、穂の籾(もみ)を充実させることを目的とした肥料で、出穂(しゅっすい)直前に散布します。散布のタイミングが早すぎると、肥料が稲の茎や葉に効いて、徒長することになります。そうなると、穂の籾に実(=お米)が入らなくなります。穂肥の散布は、タイミングが大切です。

稲は葉を増やすのをやめて、茎の中で籾の集合体である穂を作ります。稲を割ってみると、できかけの穂があります。穂肥はこのタイミングで施します。

この時期は、田んぼに入ると稲を傷めますので、穂肥は畦(あぜ)から散布します。
まき過ぎは、禁物です。まき過ぎると、茎や葉に肥料が効き過ぎ、徒長して倒伏(とうふく)の原因にもなります。倒伏すると収穫量も減り、品質も低下します。
なお、出穂してから施す肥料を実肥(みごえ)と言います。

今月末には、早い品種については収穫していきます。

お楽しみにしてください。