お米成長日記⑧(倒伏)
投稿日:2022年09月10日こんにちは。
ついに、稲刈りがスタートしています。
今年度もTS米を予約受付しています。
今年度は、キヌヒカリ・きぬむすめの2品目を9月14日(水)までお申込みお待ちしております。
稲刈りが始まり、いろんな地域の田んぼを見ておられる中で、稲が倒れている状態を見ておられる方もいるのではないでしょうか?
稲が倒れている状態のことを倒伏(とうふく)といいます。
倒伏になると、稲を起こして稲刈りを行うので、稲の収穫が困難になります。
また収穫量や品質の低下を招きます。倒伏して穂が水につかった場合、籾が発芽してしまい、収穫できない場合もあります。
収穫には、コンバインにて稲刈りをしている方が多く、コンバインの種類によっては、倒伏した稲を起こして稲刈りすることができます。
倒伏する原因としては、日照不足によって、根元近くが曲がったり折れたりして倒伏します。
特に苗が大きくなると根元の部分が日陰になり、そこが徒長して弱くなるため、倒伏しやすい傾向があります。
徒長(とちょう)とは、植物の茎や枝が必要以上に間延びしてしまうことをいいます。 正常に育った植物と比べて病弱・虚弱で、害虫に対する抵抗性も弱く、暑さ寒さなど、環境の変化も受けやすくなります。 花も咲かず、野菜や果物の実もならず、作物収穫量にも影響を及ぼします。
節間が徒長したり、弱くなったりしているところに、風雨などの外的な力が加わると倒伏します。
倒伏を防ぐためには、根元近くの節間が短くて、丈夫な稲に育てることが大切です。
ぜひお近くの田んぼの様子を見ながら、収穫する様子も見てください!